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こんばんは、がぶなんちゃらです。ベイスターズの2軍キャンプで怪我人が続出してたり、まさかグリエル兄弟が亡命したりといろんな野球のニュースが入ってきて「ああ、球春だな」って思っています。

今回は僕がミリオンライブ3rdツアーの仙台公演に参加してきた話と、それを踏まえて色々思ったことについてです。

 

 

 

最初にライブ全体を振り返って思うのは、MCでMachicoさんや渡部優衣さんが触れていた公演ごとに代わっていくリーダー制というシステムと、そしてそれぞれの公演の出演者の思いがバトンとなって次の公演の出演者へと渡されていく過程っていいなあということです。全員が1つの同じステージに立てなくても、今回のツアーを作っていくのは各公演に出演する37人全員なんですよねってことです。

 

セットリストは序盤から中盤まではガンガン飛ばして勢いで圧倒していく感じ、休憩もアンコールも入れずに本編だけで押し切る・魅せていく強さを感じました。成長Chu→LOVER!!で2人が半分ずつ腕で大きなハートマークを作り、それに合わせて後ろにハートのエフェクトが出てくるエモいものに代わっていたり、Sentimental Venusのあからさまにアクシデントのあった2ndライブを意識させるような人選や、ツアー初日の名古屋でリーダー2人が歌ったSTANDING ALIVEをARRIVE本来のリーダーである可憐役の近藤唯さんが歌って、その相方が志保役の雨宮天さんだったりと随所に考えさせる・オタクになるポイントがあってなるほどなあ…って感じでした。それと個人的にはめちゃくちゃ聞きたかったLegend Girls!!が聞けたのも本当に嬉しかったし、伊藤美来さんと麻倉ももさんのソロ・ユニット・デュオ曲の割り振り上ほぼ歌うなってのが分かったタイミングで連番者に向かって「これレジェガ来るよ来るよ」って一方的に話してて、いざイントロが流れ出したときッッッッシャオラって感じで連番者をバッシバッシ叩いたのすごく楽しかったです。ごめんなさい

それと来るのか来ないのか微妙だった夜に輝く星座のようにを仙台で初披露してくれたのも嬉しかったし、それまでのMCで散々とっ散らかりっぱなしで俗にいう”いつものりえしょん”だった村川梨衣さんがいきなり魅せにきた・まるで別人のようなパフォーマンスをしていて、それを見ながらあっという間に「ギャップに落ちるオタク」になったりと本当に楽しく見ていました。それこそ途中で早くも「ミリオン仙台公演、圧倒的優勝だし極めて僥倖なものだったので敬意を表すべく住民票の本籍地を横浜スタジアムからゼビオアリーナ仙台に移すことにした」ってツイートなんかを終演後にしちゃいますかwって呑気な事を考えるくらいでした。

 

 

 

まあここまでは楽しく優勝w優勝wって言ってたんですけどここまでの軽い考えは終盤の4曲で跡形もなくきれいさっぱりやられました。まじまじとセトリみても思うんですが「ちいさな恋の足音→君だけの欠片→空想文学少女→カワラナイモノ」てなんですか、今までのどんどん来るセトリから最後にメッセージ性強い流れにいきなり舵切るとか反則でしょ。久々にライブ中どうしようもなくなる感覚を味わいました。

それにしても透明文学少女伊藤美来さん、めちゃくちゃ眩しかったです。ソロ曲のトリとしての重要なポジション、その中で前2つのバラードによって出来た空気をそのまま自分のものにしてしまうパフォーマンス。無意識のうちに吸い込まれるんじゃないかってくらい見入ってました

その後夏川椎菜さんが上手から登場してのカワラナイモノ、演出が憎い、ずるい。イントロでふとスクリーンに目をやったときそこに映し出されていた「カワラナイモノ/伊藤美来夏川椎菜」の文字を見たときにあっ…ってなって色々思いがぐるんぐるんと回ってただその場に立ち尽くすしかなかったです。立ち位置も最初は離れてたのに、曲中でどんどん近寄って最後は隣で歌って締めるっていう。隣り合った状態で歌う「ずっと大人になっても一緒にいれますように」の深さ、僕の完全な負けです、降参。

 

 

そもそも、僕は個人的に「二次元アイドルコンテンツのライブは三次元側の声優さんからキャラクターを直で感じ取れる貴重な機会」だと思っていて、今回のライブでもこの曲に至るまでに感じるところがあってなるほどなあと思っていました。(この話題についてはどこか別の機会でちゃんと書きたいと思います) また、伊藤美来さんと夏川椎菜さんの二人も、普段からの交友が所々で触れられてたり、2ndライブのBD発売に合わせてで行われた2人へのインタビュー内では、今回のツアーの事での質問への回答で互いに「ナンスが一緒にリーダーで本当に良かった」「誰かと一緒にリーダーをやるならみっくがいいって思ってた」とコメントしてたりするんですよね。こういう背後に色々な要素を持った状態で、キャラ同士のみならず歌っている演者同士も通ずる・意味が生まれるような選曲をしてきたのは本当にずるかったです。曲中であそこまで歌詞の意味や一つ一つの語句について考えたのは初めてかそれに近いんじゃないかって思います。

正直ここの2曲でもキャパオーバー感があって、仙台まで来た意義というのは十分感じたんですけれど、最後のThank You!が終わったあとに最後の一突きのような感じで、リーダー2人が残って「終わるの寂しいね」「このままずっとここに居よう」みたいな他愛もない会話があったわけです。そこから2人が手を繋いで階段を登っていき、後方の扉の前で最後の挨拶をした後なんですが、夏川さんの目が潤んでて、そこで伊藤さんが頭を撫でて、最後も手を繋いでステージを降りていくという流れでした。

正直夏川さんが泣くということを今まで見たことがなくて、勝手にステージ上では泣かない・最後まで笑顔で居るっていう強いイメージを抱えていたというのもありますが、その分余計来るものがあるというか、逆にその中で頭をなでたり肩に手を回してた伊藤さんがとても強く見えて、なんかもう色んな感情がごっちゃごちゃになってました。泣き笑いというか、その背中にメッセージが込められていてどう受け取るかは各々の感性に委ねられているような感じでした。逃げるような表現になるけどもう余計な言葉要らないよね、ただただ尊かったです

 

 

序盤・中盤と終盤で全く別物のライブなんじゃないかってくらい自分の気の持ち方が異なっていて、若干これを1つのライブと言って良いの?大丈夫?ってところはあるんですけど、総括するならば中盤までのひたすら楽しかったとか優勝したところだったり、終盤の強いメッセージ性の部分のすべてをひっくるめて「深い」公演だったなって思っています。

 

 

 

…とりあえず強く心に残ってたことをざっと文に起こせるだけ起こしたんですけど、正直全然足りないというか抜けてる部分が山ほどあります。さらに終演後に同行者と話したり、他人の感想を見ていくうちに色々思考が変化してるんでライブ中・終演直後に思っていたものとはちょっと違うなって感じます。もやもやな思考を文章に起こすのって本当に難しい。とはいってもいかんせん終演直後はひたすら「なんやねんこれ」「はーーー???」「この状態でバス乗れん、新幹線使う」とか文章としての体をなさない言葉ばっかりで、まともな感想が一つも出てきてなかったんで、少し時間を置いて良かったなと思っています。

また時間を置いたことによって得られた考えがもう1つあって、ついさっきまでレジに立ちながらふと「もうどれだけ待っても2/7は過ぎちゃったし来ないんだよな」って考えが浮かんできて、それと同時に自分が今まで自覚してた以上に仙台公演を楽しみにしていて、その中で無意識のうちにずーーーっとそわそわしてたんだなと気付きました。そもそもイベント・ライブ自体は「非日常」な物事であって、その事に加えて遠征するという僕にとってあまりない出来事が非日常へのわくわくを高めていたんだと思います。それこそ僕が声優さんのイベントに行き始めたときはイベントの日が近づいてくる度、毎回非日常がだんだんと近づいてくる感覚にわくわくそわそわしていました。似たような経験がある人もいっぱい居ると思います。でも、最近は週末はイベントに行くのが普通という感じになってしまい、とりあえず行っとくかくらいで惰性に流されるがまま参加していたなと気付かされました。考えてみたら贅沢な話ですよね、イベントに行きたくても行けない人がいるのに行ってる人がマンネリだの惰性だの言ってるのって。でも、本来非日常であるべきものがいつの間にか日常・普遍的になっていくとそのありがたみって薄れていっちゃうものなんです。改めて1つ1つの出来事をなあなあにしてるのは勿体無いよねと考えましたし、忘れかけてた初心を思い出せて良かったなと思ってます。これからもこの公演で感じた「非日常へのわくわく」を忘れないようにしていきたいな。

 

そしてゼビオアリーナ仙台に行ったのは初めてだったんですけれど、設備がきれいで音響も良く、なおかつすぐ近くの広場でキャッチボールが出来たりととてもいい会場でした。仙台駅からのアクセスも良く好印象の塊みたいなところがあるんでまた何かの機会で行きたいですね。家から仙台まで片道3時間掛からない新幹線は最高ですよほんと

 

最後に、仙台で一緒に行動してくれた皆さんには本当に感謝しかないです。僕自身いつも無計画に行き当たりばったりで行動して、なおかつ何をするにも人任せな人間なんで、夜行バスの手配やらスーパー銭湯やら食事する店を探すのを全部任せてしまいましたがどれも皆いいところで本当に助かりました。おかげで短時間だったけど仙台めっちゃ楽しめました。それと、各々微妙に思ってたことは違うにしても、終演後に揃って色々考え込んでて「よかった、こうなってるの僕だけじゃなかった」ってほっとしました。またどこかでわいわいしましょう

 

 

書き終えていうのもあれだけどこう長々した文章ってやっぱり性に合わないですね、もっとスマートにまとめたいです。最後まで読んでいただいた皆さんありがとうございました。というわけで今回はここまで、さよなら~

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

おまけ

いい加減今年こそ「藤田を返して」って言わずに済むような二遊間の絶対的レギュラーが出てきてほしいです、あとコボスタまで行ったのにグッズショップが開いてなくてオコエタオルが買えなかった。悲しい